私が恍惚していたのは 目の前の風景ばかりではなかった。 ―――この人になら、 この人の胸の内になら、 自分の心をそっくりあずけることが、叶うかもしれない――― 焼きつけておこうと思った。 この果てしない世界が、言いようもなく美しかったこと。 そばにいる…
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