穏かな日が続く。 日の光が地上に満ちて、すべてのものが安らいでいる。 そこにいるボクも、自然と心が和らぐ。鼓動がゆっくりと胸を打つ。 何にも心配事がなくて、安心して眠ることができて、毎日３食美味しく食べることができて、元気でいられて、家族が揃…

「三平方の定理」をご存じだろうか、あるいは覚えておいでだろうか。 人間だと、中学の数学で習うはずだ。 ボクは「三平方の定理」が分かる。習わなくても知っている。 「三平方の定理」というのは、ここに長方形があるとすると、 〔縦の長さ〕×〔縦の長さ〕…

「ニニちゃん、御飯ですよ」 母さんがドライフードをボクの前に置いた。こつむし（母さんの手にこつんと額をあてること）をして、 「クンクン、クンクン、プイッ。スタスタスタ」 「まっ、ニニちゃん、この御飯飽きたの？」 そうだよ。いつまでも「ミオコン…

告白せねばならぬことがある。 我が家は、今問題になっているＤＶ家庭だ。 被害者は姉貴。 写真のように、姉貴の腕は、まるでリストカットのように傷もぐれである。誰にやられたのかっって？ 犯人は、何を隠そう、このボクです。すいません。 暴力行為は毎日…

小動物を飼っていらっしゃる方は、今日の日記は読まれないほうが良いと思います。 昼下がりに、外から変な鳴き声が聞こえてきたんだ。 「誰？」 どうやらナムの声のようだが・・・ちょっとおかしい。妙にくぐもっている。 （ははん） ボクはピンときたね。 …

外に出たとたん、 「ゴロゴロゴロゴロゴロ」 ガガーン！例のやつだ！ 「退却！」 直ちに散歩を中止して家の中へ戻った。 「ニニちゃん！今雷がなったね！もう大丈夫よ！早く避難場所に入りなさい！」 避難場所とは、部屋の隅に置いてある椅子の下だ。ここは…

姉貴のひいひい泣き叫ぶ声が夢うつつに聞こえた。 姉貴「ちょっとお母さん聞いてよう、ニニったらひどいのよう」 母さん「どうしたっていうの」 姉貴「ちょっと私の布団見てよう」 母さん「どれどれ、あ・・・」 ボク「ｚｚｚｚｚ」 姉貴「私にどこで寝ろっ…

昔の「ニニの日記」（2002～2003年）はこちらです。 ボクもまだ青かった。 昔なのでブログではありません。 http://www.ymg.urban.ne.jp/home/kimura/

一歩外に出ると、秋が香水を身に纏っていた。 金木犀の香り。 木を見上げると、蕾が大分ふくらんでいた。 今年もそろそろ終わりに近づいた。 母さんは毎年この時期になると、年が明けるのを心待ちにするようになる。来年になると、新しい猫の日めくりカレン…

ボクの地元、山口県のブログ会のホームページです。 <a href="http://www.yamaguchi-blog.com/wj.php?cd=006p" target="_blank" utn>山口ブログ</a>

「あーっ、ニニちゃん！またお顔を汚して帰ってきて」 ボクの顔を見るなり、母さんが顔をしかめた。 「あんたが自動車整備をしなくてもいいって言ってるでしょ」 いいや、これはボクの仕事なんだ。ボクの生きがいと言ってもいい。 ボクに自動車の整備をやら…

ハーイ！ナムだにゃん。 寒くなってきたわねえ。でもあたしは冬毛装備ばっちりだから大丈夫よ。人間はいちいち箪笥をひっくり返して衣替えしなくちゃいけないから不便よねー。 今日はこの話をしようかしらね。 あたしにはお気に入りの場所がたくさんあるんだ…

急に冷え込んできた。 この間までツクツクボウシが鳴いていたのに。 庭の花水木の葉が色づき始めた。後十日で霜月。 外猫らは、だんだん夜が辛くなるだろう。 反対に、家猫のボクは寒くなると嬉しいことばかり。その一つが昨夜のアレだ。 「さあ、今夜からこ…

私はとっても猫みしりするの。ニニは私のことが気になるみたいだけど、正直迷惑だわ。「こっち来ないでよ！」って何度も言ってるのに。キャロちゃんとはまあまあ仲がいいわよ。お鼻をくっつけて挨拶するし、向こうが私にすりすり甘えてくるの。 でも一番好き…

「膀胱攻め」という兵法をご存じだろうか。考案者はこのプリンス・ニニだ。 このことを説明するには、ボクの夜の寝場所のことから書かねばならない。 夜はいつも母さんの腹の上で寝る。 寝る前の儀式がある。それは、母さんのお腹をモミモミすること。やるか…

素敵な栞を頂いた。 知り合いの女の人の手作りなんだって。押し花も、文章も、ラミネートも。 そしてなんと、下の(=＾・＾=)の顔は、ボクなんだって！う、嬉しい・・・。 父さんと母さんがしょっちゅうボクのことを話題にするから、作ってくださったらしい。…

夕食後、窓の外を見ていると、右から若とキャロが現れた。続いて姉貴が現れた。 このトリオは、毎晩一緒に過ごすんだ。 毎夜、姉貴がいそいそと外に出て行くのをボクは見逃さない。 ボクが知らないとでも思っているのか？ 恐らく若と姉貴は、ボクの目の届か…

今朝は父さんと散歩に出た。父さんはいつも必ず本を手にしている。中毒のようなものだな。 いつも決まった時間に、人間の子どもらの声が聞こえてくる。「集団登校」というものらしい。近所同士で集まってから一緒に学校へ行くのだそうだ。集まった子どもらは…

・・・どうも。人参色してるからキャロットになった。最初「にんじん」って名前になるとこだったんだ。 人間が近づいたら噛み付いて引っ掻くんだ。飯くれるのはありがたいけどさ、ちょっと怖え。若兄ちゃんのことは大好き。 前ね、雪姉ちゃんって猫もいたん…

こんちわぁ。若といいます。ボクは争いごとは嫌いでね。喧嘩したら結構強いんだけど、やんないんだ。縄張り争いとか雌争いとか、興味ねえな。幸い、ライバルになるような強い雄猫もこの辺には今いないしね。 ボクって何故か子猫に好かれるんだ。キャロなんか…

ハーイ、ナムだにゃん。今では木村家の次女の地位を確立したの。出入り自由、外にも内にも寝場所多数。運も味方したけど、自分の力でここまで登りつめたと思うの。 以前、うちの人間のお兄ちゃんとは恋人同士だったわ。 名前：木村夏夢 ニックネーム：ナムち…

このブログを書いている本人です。木村家の次男坊です。雷とゴミ収集車以外は怖いものなしの白猫王子6歳、男盛りです。 名前：木村二二 呼ばれたいニックネーム：プリンス・二二 呼ばれているニックネーム：トイレ王子（トイレの窓枠で佇むのが好きだから） …

日光浴をするのが気持ちいい季節になった。 日の光を浴びると、体中の細胞が「ぬく～い！気持ちがいい～！」と歓喜の雄叫びをあげているようだ。 日光に照らされ、ボクの毛は新庄の歯のように輝く。どれ、毛づくろいでもしようか。 ボクはわりかしキレイ好き…

シマッタ。昨日はこのことを書けば良かった。 昨日でちょうど一カ月だったんだ。みーやが巣立っていってから。 「みやおー、みやおー」 ある日突然、我が家の庭に子猫が迷い込んできた。まだ生後１，２カ月ほどだった。 最初は男かと思っていた。ちょうどボ…

一日半ぶりにナムが帰ってきた。 「この不良娘。どこほっつき歩いてたの」 「メシ～～～～ッ！メシ～～～～ッ！メシ～～～～ッ！」 「はいはい、あげるから、まとわりつかないで。つまずいちゃうでしょ」 皿に盛られた缶詰の魚は、ナムの胃袋へ瞬間移動。 「…

パパちゃんという雄猫がいた。 立派な白猫だった。人間でいうと、高倉健のような感じだった。 前の「ニニの日記」のホームページにいろいろ書いているので、もし良かったらお読みください。 http://www.ymg.urban.ne.jp/home/kimura/ 最初にナムがパパちゃん…

御飯を貰う時、礼儀正しいボクはきちんと挨拶をする。御飯皿を差し出す母さんの手に、そっと額をあてるんだ。「いただきます」と「ありがとう」の意味をこめてね。この動作をうちの家族は何故か「こつむし」と呼んでいる。 実は、この間までボクはお腹をこわ…

ハーイ、ナムだにゃん。食欲の秋ねえ。いくらでも食べられる、いい季節になったわ（年中いくらでも食べられるけど）でも食べ過ぎると体重が心配よねー。みんなはどうしてる？ セレブなあたしの場合はね・・・ まずはエステ。エステティシャン（お姉ちゃん）…

ハンカチ王子にハニカミ王子、はたまたは絆創膏王子と、近頃やたらと王子が多い。しかし、この王子流行りの礎を築いたのは、このボクである。ボクはあいつらが「○○王子」と呼ばれるずっと前から既に王子の称号を持っていた。 その名もずばり、「トイレ王子」…

この札がドアにかかっている時は、部屋に入らないでいただきたい。 午前中は、1階のこの畳の部屋で寝る。この部屋は他の部屋とは玄関を隔てて反対側にあるから静かだ。畳の部屋の向こうに廊下があって、いつもそこで眠る。 しかし今日は新しい寝場所を発見し…