三年前の、ちょうど今時分に頂いたお菓子が忘れられない。 ふたを開けた時、思わず歓声をあげ、顔がほころんだ。 包み紙は、今ではもうめったに見ることのできない、 近鉄松下百貨店のものであった。 「その年の秋を特別なものにしましょう」 もしかすると、…
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