ニニの日記

白猫のニニ王子が、日々の暮らしを綴ってゆきます。

粉雪舞う夜に

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『粉雪』            (レミオロメン



粉雪舞う季節はいつもすれ違い

人混みに紛れても同じ空見てるのに

風に吹かれて 似たように凍えるのに



僕は君の全てなど知ってはいないだろう

それでも一億人から君を見つけたよ

根拠はないけど本気で思ってるんだ



些細な言い合いもなくて同じ時間を生きてなどいけない

素直になれないなら 喜びも悲しみも虚しいだけ



粉雪 ねえ心まで白く染められたなら

二人の孤独を分け合う事が出来たのかい



僕は君の心に耳を押し当てて

その声のする方へすっと深くまで

下りてゆきたい そこでもう一度会おう



分かり合いたいなんて 上辺を撫でていたのは僕の方

君のかじかんだ手も 握りしめることだけで繋がってたのに



粉雪 ねえ 永遠を前にあまりに脆く

ざらつくアスファルトの上シミになってゆくよ



粉雪 ねえ 時に頼りなく心は揺れる

それでも僕は君のこと守り続けたい



粉雪 ねえ心まで白く染められたなら

二人の孤独を包んで空にかえすから



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ひととひととの間には、どうしようもない隔たりはあると思う。

寂しいことだけど、どうしてもそれはあると思う。

「それでも誰かとつながりたい」

ひとは切に切に願う。



歌は、その誰かと誰かをつなぐのを手助けしてくれる、こともある

と思っている。



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姉貴が全身真っ白になって外から帰ってきた。

雪の降りしきる中、

ボクを拾った公園で、『粉雪』を熱唱してきたんだと。

めちゃくちゃ寒かったと。(やっぱり変人だ)



こんな夜、外の猫たちはどうしてるんだろう。

孤独を分け合うことのできる誰かはいるのか。

それで凍える辛さを少しでもしのげるのか。





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