ニニの日記

白猫のニニ王子が、日々の暮らしを綴ってゆきます。

猫が心をひらくまで

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旅から帰っても、キャロはやっぱり人間たちに心を許さない。



このところキャロは食欲がない。

「いっそ食べんけど、大丈夫かしら・・・」

はなちゃん(近所の飼い猫さん)のお母さんも心配していた。



引き続き今日も空は晴れ上がった。

干してある洗濯物も、どれもパリッと乾いて、気持ちよく風に泳いでいた。



午後、デッキでくつろぐキャロに、

「どうかね?御飯食べてみる?」

例の上目遣いで姉貴を睨みつけるのが返事のつもりらしい。

「あ、じゃあさ、久しぶりにおやつ食べない?」

おやつとは、茹でた煮干しのこと。

「ニニちゃんも食べる?」

いや、ボクはアレあんまり好きじゃないから。



茹でた煮干しに、キャットフードも添えて、再びキャロの前へ。

キャロ、皿をフンと一瞥。姉貴を横目でチラッと睨む。

「じゃあ中に入るね」

入ったとたん・・・・・食べる食べる!



実は、煮干しのおやつが一番好きな猫はキャロなんだ。

若と一緒のおやつタイムには、まだ食べてる最中の若の分まで横取りしてたっけ。



ぺろっと平らげ、しかも、煮干しがオードブル代わりになって胃が動き始めたのか、続けて横のキャットフードも一粒残さず舐め取った。

「キャロちゃん食べられたじゃん。煮干しおかわりいってみようか。はいよ」

おかわり皿を置くが、再び皿一瞥、姉貴を横目睨み。

「はい、いぬろうね(いなくなろうね)」

戸を閉める前からすでに食べてる食べてる。お前面白いな。



* * * * * * * * * * * * * * * *



そういえば、今は亡きパパちゃんも、初めは人間に心を閉ざしていた。

しかし、降り積もる歳月はパパちゃんの心をやさしくとかしていった。

パパちゃんが母さんのひざから天国へ昇ったのは、庭に紫陽花が咲いていて、もうすぐ蝉が鳴きそうな、そう、ちょうど今くらいの時季だった。



もうあれから5年たつ。

パパちゃんとのことは、去年の秋に日記に書いたので、もし良かったら見てね。
http://blogs.yahoo.co.jp/zswe4vhm/4967734.html




今日は長くなりました。

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