家来たるものの心がけ

「拙者はニニ吉丸。

木村家のあるじに仕える足軽だが、

いつの日にか戦国武将として世に躍り出て、

天下統一を成し遂げるというビッグな野望を抱いておる。



さて、商いは身近なところからこつこつとな。



まずは今から客人が来るまで、こうして座布団をぬくめていようぞ。

これで出世はまちがいなしじゃ」



「単にニニ吉丸がぬくまってるだけではあるまいか？」



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