ボクと姉貴

「ニニちゃん、そろそろおねんねしようか」

　うーん、まあ、行こうか。
　
　階段を上がって畳の部屋へ。
　いつものように、お布団にそろり、そろりと上がって、念入りにモミモミして、どすんと腰を下ろす。
　喉のゴロゴロに合わせて姉貴が撫でてくれたり、トン・・トン・・と軽くたたいてくれたりするのもいつものこと。
　いつものことなんだけど、近頃はなんとなく不安な気持ちになる。
　
君はボクの、ボクだけの姉貴だよね？

「ニニちゃん、私はニニちゃんが一番好きなんやで。ニニちゃんが一番大事なんやで。本当やで」

　そうか。
信じようか。
信じあおうか。

「じゃあね、ニニちゃん。ぐっすりおやすみ」

　うん。おやすみ。



＊ ＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

　申し訳ありませんが、明日からしあさってまで（14～16日）、「ニニの日記」をお休みさせてください。
いつも来てくれて、あたたかく見守ってくれてありがとう。
また月曜日に会いましょう。



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