やっぱり、キャロがいなくっちゃ
若 ：「・・・・・」
キャロ：「会いたかったよお！すりすり～」
若 ：「・・・・・」
キャロがひとりで勝手にしゃべっている。
キャロ：「おっ、ナムの御飯！食べたかったんだあ！いっただっきまーす」
キャロがあんまり旨そうに食べるもんだから、若もつられて横から食べ始めた。
若はまだ食欲が完全に戻ってないんだ。数日の間に体が細くなった。
母さん ：「いいわよ、ナムの御飯でも何でも。とにかく口に入れなくちゃ」
ナムの御飯を少し食べて、ついでに外猫用の御飯にも口をつけて、若は自分の定位置に腰をおろした。
それを見たキャロも、自分の定位置だった所に腰をおろした。
キャロは飽きることなく若を見つめていた。
心なしか、キャロは少し体が大きくなったようだ。
毛並みも前よりきれいだ。
ボンボンの汚れも前より（前より！）とれている！
あの世渡り下手が、どこでどうやって生きていたんだろう。
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