あなたの「蝶」は何ですか?
● ○ ● ○ ● ○ ●
蝶 西條八十(やそ)
やがて地獄へ下るとき
そこに待つ父母や
友人に私は何を持つて行かう
たぶん私は懐から
蒼白(あおざ)め、破れた
蝶の死骸をとり出すだろう
さうして渡しながら言ふだらう
一生を
子どものやうに、さみしく
これを追つてゐました、と
● ○ ● ○ ● ○ ●
火の国の女神は、一匹の蝶を飼っている。
世界に一匹しかいない幻の蝶なのだが、
そいつに口を吸われた者は、
たちまち深い眠りに落ちて、そのまま死んでしまう。
ボクは過去に一度だけ、
その蝶を見たことがある(ような気がする)。
ボクが探し求めているのは、やはりこれも、幻の蝶だ。
ただしそれは、死の接吻なんかじゃなく、
生の接吻をほどこすのだ。
あらゆる存在に対して。
ボクは追いかけていくよ。
一生をかけて。
● ○ ● ○ ● ○ ●
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
読んでくれてありがとう。
もし良かったら、こちら↓
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蝶 西條八十(やそ)
やがて地獄へ下るとき
そこに待つ父母や
友人に私は何を持つて行かう
たぶん私は懐から
蒼白(あおざ)め、破れた
蝶の死骸をとり出すだろう
さうして渡しながら言ふだらう
一生を
子どものやうに、さみしく
これを追つてゐました、と
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火の国の女神は、一匹の蝶を飼っている。
世界に一匹しかいない幻の蝶なのだが、
そいつに口を吸われた者は、
たちまち深い眠りに落ちて、そのまま死んでしまう。
ボクは過去に一度だけ、
その蝶を見たことがある(ような気がする)。
ボクが探し求めているのは、やはりこれも、幻の蝶だ。
ただしそれは、死の接吻なんかじゃなく、
生の接吻をほどこすのだ。
あらゆる存在に対して。
ボクは追いかけていくよ。
一生をかけて。
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